(写真の画像はモノタイプでは御座いません。)
まだまだ新しい技法ってのはあるんだな。
ネットの世界を彷徨っていると興奮することしばし。
これが日本語のみの世界だからこの程度だけど、私が英語に堪能であったなら、もっとすごいことでしょうよ。上記のモノタイプだって、英語で検索したら山のように出てくるよ。それこそ動画まで。惜しむらくはそれをクリックしても理解するだけの能力が私に無いだけで。
閑話休題。
私の技法は最近線画と色面の組み合わせに凝っていて、しかも色面にも何らかの味・・みたいな漠然としたものを求めたりして結構悶々としている。
そこで知ったモノタイプ。
私はモノタイプって、一点モノ、みたいな解釈をどこかで間違ってしていたのだけど(明後日のほう・・ってわけでもないが本来の意味からは、完全にずれてる。)、技法としてのモノタイプはまた違うらしい。
私がまだよく理解していないのでここで言及は避けるけど、「へえーーーーまたいろんなやり方が」と感心してしまった。
とりあえず、試してみて自分に活かせるか、どこまで消化できるか試してみようと画策中。
版画に、例え大量じゃなくても量産できるという魅力を感じてもいるので、その辺のジレンマともどう闘うか。
さて。
最近知った面白い技法は他にもあって、
メディウム剥がし刷り。
これは是非やっている作家さんのを見てみたいなあ。
プレスの要らない版画でしょ。で、ちょっと手の跡も残る感じが面白い。
版にインクを詰めてからメディウムを塗って、メディウムごと剥がしちゃう、なんて、なんて自由な発想だろうか。
あと、これはイラストレーターの坂本さんとも話していた道に版と紙とベニヤでもひいて、車で上を通っちゃう・・なんてのも実際やっている方が居た。
これもワークショップが東北だから行けなかったけど(まあもうすっかり終わっているのだが)、見てみたいよね。荒技中の荒技ですよ。
師匠はメゾチントなんて繊細な版画を作りながら、そういうことの発想は自由な人でお陰で今の私のようなエー加減なライトな気分の版画をやる人が出来上がった訳だが、まだまだだなあと思うぞ。
フロッタージュもありゃあ版画なんだよ。って教えられたときはなるほど!と思ったもんだった。
あとはあれですね。
沢山ある技法の中から自分にあって、自分で使いこなしていけるようになること・・。
それが一番難しくて大変なのか。
そして、それが出来た人がプロなんだ。
道のりは遠い。が、歩く。